カリッと、ふわっと、もっちりと。
酒米の米粉で小さなコッペパンを作りました。
旅をしながら片手で食べやすい大きさ
なおかつ、〝島らしさ〟のある食材で。
作りたてをおいしく食べていただきたい。
そんな想いから生まれたコッペパンです。
「もったいない」を大切にし、酒造りの工程で
削った後の酒米を余すことなく米粉にしました。
酒造りの工程で削った後の酒米を米粉にして作ったコッペパン。島のイタリア料理店「Ristorante FURYU」の渋谷信人氏が、手持ちで食べやすい大きさ、具材があふれて手が汚れない角度などを研究しレシピ開発しました。コッペサンドは、酒粕を練り込んだ酒粕あんこや小豆島の放牧養豚の煮豚など、ご注文をいただいてから具材をサンドし、作りたてをお楽しみいただけます。
MORIKUNIベーカリーは、小豆島酒蔵の隣にあった資材倉庫をリノベーションして誕生しました。外装は経年で錆びたトタンをあえて残しています。内装設計は大阪を拠点に活動する「dot architects」が担当。倉庫内の解体は京都造形芸術大学が授業の一環として学生たちと進め、学生たちのアイデアから室内の壁はもともとあった土壁に藁を練り込み、風情ある雰囲気に。
小豆島は名前によらず意外と大きい島。島を周遊しようとすると意外と時間がかかります。小さな島なので飲食店の数にも限りがあり、観光シーズンはどこも満席になることも。フェリーの上で、バスの待ち時間に、きれいな景色が見える場所で。旅を楽しみながら気軽においしいものを食べてもらいたい。なおかつ発酵の島らしいもので。そんな想いで酒米の米粉を使ったコッペパンを作りました。
店内にはカウンター10席をご用意しています。ガラス越しに見える庭園を眺めながら、ゆっくりとお食事をお楽しみください。スロープを入れて、車椅子の方にも過ごしていただけやすいようにしました。コッペパンに合わせて、MORIKUNIベーカリー選りすぐりのドリンクもおすすめ。甘酒には小豆島酒造の酒粕、コーヒーは香川の「カキ三コーヒー」のオーガニック豆を使用しています。